本日は調整の日本株 円安の流れが開始

本日は日本株は調整でしたが、依然として売り込まれる感じではないため、買っている方はホールドで反発待ちになるでしょうか。

地政学リスクやアルゼンチンの債務問題などリスクをあげたらきりがないですが、地政学リスクは全面戦争にならない限り欧米諸国にはそれほど痛みは無いはずです。

アルゼンチン債務については多少気を遣うところではありますが、債務不履行の債権買い取って全額返せというのは余りにも身勝手な気がします。債務整理に応じた他の債権者が割を食っている状態は正常とはいえません。

そもそも、全額返済の可能性が薄い債権を買い取っておいて回収にアメリカの裁判所を使うところなどはマフィアも顔負けの剛腕です。そんな筋の悪い請求にも格付け会社は反応してアルゼンチンを格下げしています。

そもそも、ヨーロッパには債務整理の応じた債権者がいる場合には、それ以上の有利なポジションを与えてはいけないというルールがあるようです。今回の場合で言えば債務整理に応じた債権者は全額支払い請求できなくなっているので、それ以上の地位を与えようとしているアメリカの裁判所の結論は許されないものとなります。

とはいえ、混乱は回避してもらった方が当然買い方にとっては安心なので、なんとか軟着陸をしてもらえないかと祈っている所です。

アメリカの株式市場が開いたところですが、どうも勢いがありませんね。雇用統計待ちということなんでしょうが、毎月雇用統計前になると調整が始まります。でも雇用統計って市場の遅行指標なので将来にたいする予測を立てるのに利用する指標ではないはずです。

何でも取引の材料にしてしまう金融界とか、情報提供ネタとしてマスコミとかの出来レースなんでしょうね。とはいえ、明日の夜間発表があるまでは調整を覚悟して静観です。

株投資のすすめ