株式市場と為替市場の関係

ひところは円安と日本株高が同じように進んでいましたが、最近は違う動きをするようになってきました。

 

円安が一向に進まない一方で円高でもないという完全なトレーダー殺しの相場ですが、為替取引で勝っているトレーダーはオプションの売りをやっているのでしょう。

 

オプションの売りは理論上は損失無限大になりうる危険な戦略ですが、なんといっても勝率がいいから始めた人は手痛い損をくらう前には続けて取引をしたくなる麻薬のような投資商品ですね。

 

でも9勝1敗でも損失が9回分の利益を上回る、なんてことも平気で起こりうることから、素人どころかプロの投資家も本来的には手を出すべきではないと思います。

 

今年の為替トレーダーは例外なくオプション売り戦略が勝ち組になる条件ですが、そうしたことが話題になってデイトレーダーなどが飛びついたあたりがその戦略の潮時なのかなと思います。

 

市場の変わり目にはカリスマトレーダーなどが雨後のタケノコのように現れて、そしえ市場は崩壊するのですが、今回はそれほど有名トレーダーが幅をきかせるには至っていないようです。ということはもう少し強気で攻め続けましょう。

 

一方で株式市場は為替取引とは若干違っていて徐々にではありますが、下値は切り上がっています。もちろん、各種材料に反応しながらの変動ですので一本調子ではありません。

 

本当の勝負は今年年初来高値の16000円近辺を余裕をもって超えてくるかが焦点です。きれいに抜けてくれば、次のターゲットは18000円です。

 

こうなれば比較的分かりやすいですね。