ドル投資の値幅

ドル円の為替相場でバブル後2番目の値幅だったと日経で報じられています。

値幅が狭いことには様々な理由があるはずですが、それが複合的に絡み合ってこのような状況になっているのでしょう。

まず需給が均衡しているということがベースになっているはずです。

日本は現在石油関連製品をエネルギー用に購入しなければならないので、貿易収支は赤字になっています。

 

一方でドルの本尊であるアメリカでも貿易赤字が続いており、貿易赤字国の通貨は安くなる傾向にありますが、現在の日米赤字競争は引き分けと考えられます。

いずれは引き分けを許されない段階になるのでPK戦のように決着をつけなくてはなりません。

 

もうしばらくするとドル円の世界でもゼロサムゲームが始まるでしょう。それに乗り遅れないように世界の投資家が虎視眈眈と狙っています。

 

とはいえ、動きのなさはトレーダー泣かせですねぇ。もうドル円なんかやめた!と考える人が増えれば増えるほど動き出したら軽くなりますね。

 

これだけ動かないとオプション買っていてもボラティリティの少なさからプレミアムもそれほど高くないでしょうから、そろそろねらい目かと思われます。

 

来週あたりからeワラントのニアピンを買ってみようかと思っています。どっちに動いてもいいように円高3割、円安7割ぐらいでしょうか?円安8割ぐらいでもいいかもしれません。

 

とはいえ、ドル円が200日移動平均線を割ってきているということで、トレーダーの気迷いとか、アメリカの政策当局者への気兼ねとかがあるんでしょうかね。