自己投資とリターン
資格を取ると貧乏になります、という本が出版されています。
頑張っている人には身も蓋もない話ですが、資格をとってもその先の競争が大変で、それまでの努力に見合うリターンはそれほど期待できない、ということのようです。
つまり、資格を取ったとしても、リターンを得るにはそこからが勝負だよ、ということでもあります。
大きな例でいうと、弁護士稼業がそうした状況にあるようです。
実は私、法学部法律学科卒業で一時期は弁護士を目指してました。
ただ、そこでの競争は激烈で合格率2%台の競争には勝てませんでした。
最近は法科大学院なるものが出来て、優秀な若い人を勉強で疲弊する前に法曹業界に呼び込む目論見がありました。
ただ、この法科大学院制度、いわゆる弁護士資格をとるための大学ですが、業界にはすこぶる評判が悪いのです。
まず、司法試験の合格者が増えてしまうと競争が激しくなり、おいしい仕事も減るからw
そして、たくさんの合格者が業界に流れ込むとレベルが落ちるからw え?
業界での批判の多くは1番目の理由がメインの理由でしょうね。
今は昔の合格率2%台ではなく二けたになっているようです。
もし、司法試験に合格していたら今頃は仕事で駆けずり回っているか、それとも消費者金融の債務整理とか怪しい仕事を休日にも拘わらずやっていたんだと思います。
だからこうしてブログなんかを気ままに書いている方が、幸せなのかもしれませんね。
最後に競争が激化した弁護士業ですが、トップレベルの収入はそれほど昔と変わっていません。下のレベルがお互い足の引っ張り合いをやっているだけですw